20代の息子が一人暮らしを始めてから、
しばらく経った頃に、こんな話をしてきました。
「全然、貯金できない」
給料が極端に低いわけではありません。
無駄遣いをしている様子もありません。
それなのに、
月が終わるとほぼ残らない。
親としては、
ついこう思ってしまいます。
「やっぱり収入が少ないからかな…」
ですが、
息子の生活をよく見て分かったのは、
貯金できない原因は収入ではなかった
ということでした。
この記事では、
一人暮らしで貯金ができなくなる本当の理由と、
息子が少しずつ変わっていった考え方を、
親目線でまとめます。
「余ったら貯金しよう」が一番失敗する
息子の話を聞いて、
一番大きな問題だと感じたのがこれです。
「余ったら貯金しようと思ってた」
一見、
とてもまともな考え方に見えます。
ですが一人暮らしでは、
この方法はほぼ失敗します。
なぜなら、
ほとんど余らないからです。
一人暮らしは「想定外の出費」が多すぎる
一人暮らしを始めると、
予定していなかった出費が次々に出てきます。
・急な外食
・飲み会
・家電の消耗品
・細かい生活用品
1つ1つは大きくありません。
ですが、
貯金に回るはずだったお金が、
少しずつ消えていきます。
結果、
「今月も無理だった」
となります。
貯金できない原因① 貯金が「目的」になっていなかった
息子に
「何のために貯金したいの?」
と聞いてみました。
返ってきた答えは、
少しあいまいでした。
・なんとなく
・将来のため
・あった方がいいから
これでは、
優先順位が上がりません。
貯金は、
目的がないと後回しになります。
貯金できない原因② 使えるお金と貯金が混ざっていた
息子の口座は、
1つしかありませんでした。
・給料が入る
・生活費を払う
・残ったら貯金
この形だと、
貯金はただの「残高」になります。
残高は、
使おうと思えば使えてしまいます。
親として伝えた考え方はとてもシンプル
ここでも、
「もっと貯金しなさい」
とは言いませんでした。
代わりに伝えたのは、
仕組みを先に作るという考え方です。
対策① 貯金は「先に分ける」
まず伝えたのは、
この一言です。
「貯金は、残ったらじゃなくて先に」
・給料が入ったら
・少額でもいい
・最初に別にする
これだけで、
貯金は一気に現実的になります。
対策② 金額は「無理のない額」でいい
よくある失敗が、
最初から高い金額を設定することです。
息子には、
かなり低めから始めてもらいました。
・月3,000円
・まずは続ける
・増やすのは後
「これならできる」
という感覚が大事でした。
対策③ 触れない口座を作る
貯金用の口座は、
普段使わない口座にしました。
・キャッシュカードを持たない
・アプリを入れない
・残高を見ない
これだけで、
貯金は「存在しないお金」になります。
使えないお金は、
使いません。
貯金が少しずつでき始めた後の変化
数か月後、
息子はこう言いました。
「金額は少ないけど、減らないのが安心」
貯金額が多いかどうかより、
・減らない
・続いている
この感覚が、
精神的にかなり大きかったようです。
一人暮らしで大事なのは「貯金体質」
息子の一人暮らしを見て、
強く感じたことがあります。
貯金できるかどうかは、
収入の差ではありません。
・先に分けているか
・触れない仕組みがあるか
・続く金額か
この3つで、
ほぼ決まります。
まとめ:貯金は気合では増えない
一人暮らしで
「貯金できない」と感じるのは、
とても普通のことです。
ですが、
やり方を少し変えるだけで、
状況は変わります。
・余ったら貯金 → 先に貯金
・高額 → 少額
・意識 → 仕組み
これが、
一人暮らしをラクにする
ちょっとズルい貯金の知恵でした。

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